印刷やコピーに使用される用紙は、「加工紙」と「非加工紙」に分けられ、非加工紙には「普通紙」「上質紙」「再生紙」の3種類に分けられます。今回はその中でも環境に優しいと言われる再生紙についてご紹介します。
再生紙ってどんな紙?
再生紙とは、古紙をリサイクルして作ったリサイクルペーパーです。再生紙を利用している代表的なものが新聞紙です。新聞紙が少し灰色なのは、再生紙を利用しているからです。資源や環境問題に貢献できることから、近年では国や官公庁からも再生紙の使用が推奨されています。
再生紙のメリット
再生紙の最大のメリットは、本来なら破棄されてしまう古紙をリサイクルできるところです。ゴミを減らせることはもちろん、バージンパルプの使用量を減らせることで、森林資源の節約にも繋がります。
どんなときに再生紙がオススメ?
近年は再生紙のコーティング技術が飛躍的に向上し、普通紙に近い質感に仕上がっているものが多いです。そのため用途も幅広く、書籍や教科書・雑誌などに使用されることも多いです。
再生紙の歴史
日本は昔からリサイクルの文化があり、紙くずも集めて再生紙作っていました。再生紙の歴史は古く、平安時代にはすでに紙のリサイクルが行われていたと言われています。
家庭での紙リサイクルのポイント
家庭での紙リサイクルのポイントは「捨てない」「分ける」「出す」「使う」です。
古紙は大切な資源ですので、捨てる前に一度「この紙はリサイクルできるか?」と意識をすることが大切です。そして、その紙を同じ種類に分けることでリサイクルがうまく回ります。地域の資源回収にご協力いただき古紙が集まると、きちんと資源になります。そして、生まれ変わった再生紙などを使用することで、リサイクルの輪が回ります。
再生紙は森林を守る
日本の紙製品の原料の半分以上は古紙が占めていますが、残りは主に木材が使われています。木を切ることによって、地表の砂漠化や二酸化炭素濃度の上昇による地球温暖化といった環境破壊の恐れがあります。再生紙を利用することは、森林保護にも繋がるのです。
地球環境への意識
地球環境に対しての意識は昔より高まっているのではないでしょうか?ゴミの分別などを協力することはもちろんですが、それだけではリサイクルのアクションは完結しません。リサイクルされたものを購入し使用しないと、リサイクルの円は一周回らないのです。紙に限らず、数々のリサイクル製品が開発され流通しています。販促は、リサイクルを通して持続可能な未来をつくる社会づくりに貢献していきます。